笑った顔も美人な美月さん。
あれが運命の相手なら、幸せに決まってるよね。
美月さんも、あんなカッコいい篠田くんから好意を寄せられるなんて、幸せすぎるよね。
はぁ〜〜ほんと美男美女だ。目の保養だ…。
「昨日、絆創膏ありがとな。
電話でどこにいるか聞いてきたの、とぼけてたんだろ?」
「え?あー…もう!
とぼけてたんだから直接聞かないでよ〜!」
美月さんがぷくっと頰を膨らませる。
あ…昨日、美月さんも絆創膏渡したんだ?
もしかして、篠田くんが貼ってた絆創膏は美月さんがあげたものだったのかな?
だからお昼の授業の時、あんなに愛おしそうな顔で絆創膏を撫でてたんだ。
恥ずかし…。
さくらんぼの絆創膏だったから、間違いなく私があげたものだって思ってたけど、
偶然にも同じ絆創膏を美月さんが持ってて、あれは美月さんがあげたものだったんだろう。



