「……顔、真っ赤」 「だから無理だって…!」 「すげぇ可愛い」 な、な、ぬ… ぬぅ……!! 仁くんが恥ずかしいことばっかり言うから、 顔熱いのおさまらないし、上手い言葉も出てこないよ…。 「……もう胸がいっぱいで、 全然お腹空いてないんですけど…」 「ははっ、俺も」 2人で笑い合うと、 もう一度強く手を握って、教室に向かった。