高校に入って、何度か告白された。
そのたびに、名前を聞いて…
その中にいたのが、百華だった。
そして俺が昔会ったことがあるか聞いた時に、『わたしもそう思った!』と答えた。
だから信じて疑わなかった。
百華があの時の女の子。
俺の運命の相手だと。
……でも、違った。
「あの時のこと思い出したくないとか言って、
知らないから言えないんだろ?
本当の持ち主じゃないから、このケースの中身も知らないんだ」
「……忘れてただけよ!」
「もう、その言い訳苦しいって。
嘘をつくな。本当のことを言え」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…