「じゃあな、飛陽。いや sole 」 博樹は俺の溢れ出る殺気に気付いたのか、顔を僅かに引きつらせている 飛陽にはパーカーが影となって博樹の顔は見えていない。 「緋織はそんな奴だ。あいつには、感情なんてものはない。」 ただそれだけ言葉を残し、俺と博樹は闇へ溶け込んだ 「待てよ............緋織............」 その声も、聞こえなかったことにして