太陽の笑顔、月の涙

「来夢っ!」


「弱いんだよ。お前らは。」


だから苛立つんだ


まるで———


昔の自分を見ているみたいで



自分はみんなとは違う


そう己の力を過信しているこいつらを見ていると、行き場のない怒り、苛立ちが湧き上がる


完全なる八つ当たりだと分かっているが、今だけは、こいつらに手を出すことを許してほしい


「っくそ!」


自分の無力さを嘆き、そうして強くなる


こいつらはまだまだ上へいく。
そう確信した


「分かったらさっさと散れ。」