「博樹、それで内容は?」


父さんに話していたことはこれだ


「lune のことを嗅ぎまわる鼠が。
“ 飛陽 ” という暴走族です。」


今の俺は若頭だから、博樹は俺に敬語を使う
なんだか気持ち悪いが、そうじゃないとほかの組員に示しがつかないからな


博樹は若頭補佐で、いつも俺のサポートをしてくれている。 情報収集が主だ


「別名 sole 太陽の暴走族
............うちとは正反対になります。」


「そんなことはどうでもいい。
ただ、嗅ぎまわられるのは迷惑だ。 忠告が必要なようだな。」







「............luneは笑わない。」


いや


「luneは笑えない............か。」