緋織が去った後———
呆然とする俺を連れて、屋上へと場所を変えた
「......本当にお前の兄かよ?顔は似てっけど、性格違いすぎやしないか?」
そう来夢に言われ胸が詰まる
来夢の言葉はいつだって真っ直ぐだから、余計に胸へ深く突き刺さる
そんなんじゃないんだ
あいつは.....無愛想だけど本当は優しい奴なんだよ
ただ不器用で、自分の心を表現するのが苦手なんだ
あいつは俺よりもずっと、優しいやつなんだ
「あいつは優しいよ。 どうして変わっちまったんだろう。あの日、俺はどうすれば良かったんだろう。」
愛する父と母が、逝ってしまったとき
緋織に投げつけた言葉
俺は今でも、後悔し続けている
呆然とする俺を連れて、屋上へと場所を変えた
「......本当にお前の兄かよ?顔は似てっけど、性格違いすぎやしないか?」
そう来夢に言われ胸が詰まる
来夢の言葉はいつだって真っ直ぐだから、余計に胸へ深く突き刺さる
そんなんじゃないんだ
あいつは.....無愛想だけど本当は優しい奴なんだよ
ただ不器用で、自分の心を表現するのが苦手なんだ
あいつは俺よりもずっと、優しいやつなんだ
「あいつは優しいよ。 どうして変わっちまったんだろう。あの日、俺はどうすれば良かったんだろう。」
愛する父と母が、逝ってしまったとき
緋織に投げつけた言葉
俺は今でも、後悔し続けている