由紀side(だいふく)


伊織達と別れて自分の教室へ入る
僕に挨拶をしてくるのは飛陽の下っ端達だ


他の族に比べてみんな仲良いんだけど、上下関係は大事だから敬語とタメ口の中間的な話し方だ


仲は良いけど、やっぱり幹部のみんなといるのが一番居心地がいいんだ


そいつらを交わして窓側から2番目の列の一番後ろの席に着いた


そして前をみる


あ、来てる


窓側の一番前で、窓の外をじっと見つめているあの男の子