「やだぁ、またでた伊織の馬鹿真面目ぇぇ!!」


来夢は相当行きたくないようだが、勉強は大事だからな


「行くんだよ。遅刻すると宮センに怒られる
からな。」


そう言うと昨日のことを思い出したのか、
サァァっと顔色が悪くなった


「い、行くぞ伊織っ!!!!!!」


ドタバタと慌てながら倉庫を出て行く
おいおい下っ端がびっくりするだろうが






ここは 飛陽 暴走族だ


総勢124名 幹部2名 副総長、総長1名


喧嘩はするが、売ったりはしない


仲良しごっこでもない


ここは、 全国で一番の暴走族である




彼らは、別名でこう呼ばれていた


“sole” 太陽の族


笑顔の絶えない、真っ直ぐな族............と





「解けた関係、絡まる関係」