「............小野田 緋織に、会わせてくれ。」


「お前............ 名前は?」


黒服の男達はようやく俺の話を聞く気になってくれたようだった


「 俺は 小野田 伊織。 飛陽総長。
緋織の、双子の弟だ。」



「お前が............?
おい、若をお呼びしろ。」


「いいんですかい?! 若がっ!」


「いいんだよ。 若も区切りをおつけになるべきだ。」



黒服の男達のうち一人が言い出すと、他の男達は動揺して何かコソコソと話しあっていた


強面で屈強な男たちが身を寄せ合う姿はなんともシュールだ。