はるか昔

世界は暗闇に包まれていました。

光が届かぬ海底のように暗く冷たく

風の囁きひとつ聞こえない静かな空間でした。

どのくらいの時が流れたのかわかりません。

静寂が支配する世界に一つの”光《ひかり》“が生まれました。

生まれたばかりの“光”はとても小さく
弱々しく今にも消えてしまいそうな頼りない存在でした。


“光”は思いました。
この世界を照らしたなら、どんな景色が映しだされるのだろう?と。

(みてみたい)

”光“は強く強く思いました。
その願いを『力』に変えて
強く強く輝きます。

儚げな光は強い光へと変わり
世界は光に満たされたのです。

これは誰も知らない“せかいのはじまり”の物語。
そして
小さな”光“のささやかな願いの物語。


もしかしたら、今も“光“は願い続けているのかもしれません。


もし、あなたが”光“に出会ったらどんな願い
か聞いてみてはいかがでしょうか。
“光”はきっと答えてくれるでしょう。