また明日。



気が付いたら走り出していた。


急いで階段を降りて、中庭の入り口まで来て足を止めた。


こんなに急いで走ったのは久々でかなり息が上がっている。
息を整えてから中庭に足を踏み入れ、千春の前に立った。



「千春くん、何してるの?」


千春は一瞬目を大きくして驚いたが、直ぐにいつも見せる微笑みになった。


「・・・樹こそ。」

「千春くんのこと探してたんだよ。そういえば私、千春くんのクラスすら知らなくて、少し悲しくなっちゃったよ。」

「・・そんなに俺に会いたかった?」

「!! ちっ違っ!!そういうことじゃなくてっ!!」


本当は100%違うとは言い切れないんだけど!
予想外の返しに耳まで熱くなって、動揺が隠し切れない。


そんな私の様子をみて、千春は物凄く楽しんでいる。