ここはディストピア あなたは亡国の騎士 わたしは愛玩物

私の身体の奥が、キュンと甘く疼いた。

……と、じゅわわわわわと熱い液体が内股を伝ってこぼれ落ちた。


「いやああああっ。何か、出たぁっ。」


どうやら、イザヤが私の膣奥に放った精液だけじゃないらしい。


止まらない……。

これって、尿だよね?

最中なら潮吹きかもしれないけど、……おしっこだよね?


うわああああ。

恥ずかし過ぎる!


てか、ドレス、脱いでてよかった……。




途方に暮れる私とは対照的に、イザヤはニヤニヤ笑いながら布を湖水で濡らして優しく拭いてくれた。



「……あの……ごめんなさい……。」

まるでおねしょの後始末をしてもらってる子供のように、私は謝った。



でもイザヤはご満悦だった。

「かまわん。謝ることじゃない。そなたの反応するところを重点的に攻めたからな。……そんなに、気持ちよかったか?」



やだー!

言わないでーー!


そんなの、聞きたくないし、答えたくない!




私は思わず、両耳を塞いでうずくまった。



イザヤは鼻歌交じりで船底も拭きあらため、それからおもむろに言った。

「まだまだ、だ。もっと気持ちよくしてやる。昼も夜も私を求めて濡れる身体にしてやるからな。……しかし、これからは(ねや)の始末をする者も連れてこねばならんな。」

「恥ずかしいから、やだよぉ……。」

「すぐ慣れる。……その証拠に、そなた、今朝方はあんなに嫌がっていたのに、今から温泉へ行くのだろう?」

「う……。確かに……。」


渋々認めると、イザヤは満足そうに言った。


「誰もいないとはいえ、見晴らしのいい昼日中(ひるひなか)の湖上で私に抱かれることも、そうして肌を露わにすることも受け入れたのだ。すぐ慣れる。そなたは、たくましい。ふてぶてしい。どんな環境にも慣れる強さは賞賛に値する……と、ティガも言っていた。」

「……全然ほめられてる気がしいひんけど……。」

とりあえず私はイザヤから布を取り上げて、湖水でゆすいだ。


……あ……なんか、温かいかも……。


「温泉、近い?」

「いや、まだ先だが……」

「ふうん?……でも、ここもあったかいよ。」


そう言って私は、手のひらに湖水をすくい上げて、くんくんと匂ってみた。

硫黄臭はしない。


そっと舐めてみる。

……ミネラル多め……鉱泉?かな?