「‥‥‥むり‥‥‥ひどい‥‥‥」 (‥‥パタン) ドアの閉まるのを確認して、涼夜はバスルームから出て来た。 そして、妃都美の居なくなった部屋で、ソファーに座りひとりほくそ笑む。 「逃げられちゃいましたよ? さて、この後どうします?お父様」 涼夜は、必要の無くなった部屋をチェックアウトし、屋敷へと帰った。