湊 side

タクシーの中、すやすやと
眠ってしまった、あこ。
涙の跡が…
顔に触れようとしたら、
また流れてきた。


どんだけ好きだったんだよ。


マンションに着き、あこを連れて
部屋へ行く。


湊『あこ、水飲む?
まだ、酒飲みたい?』


あこは何も言わない。


湊『あこ…?』