正直洸希が恨めしいと思ったことは数え切れない。
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「お母さん!見て!テストで80点取ったよ!」
あたしからすればすごく良い点数でテストを返された時、早くお母さんに見せたかった。
ただ、頑張ったね!すごい!そう褒めてもらえると思ってた。
それだけで良かったのに。
『あら。洸希はいつも100点取ってるわ。』
あたしにとって80点はものすごく価値のある点数だったのに。
子どもながらに悟ったのだと思う。
あたしは100点を取らないと褒めてもらえないのだ。
いや、取ったところで褒めてもらえないのかもしれない。
