「お疲れ様です。何ですか?」 『えっと、今日一緒に帰れないかな、と思って。』 " いいですよ "そう返事しようとした時、何故かあの子の顔が浮かんだ。朝比奈さん。 きっとさっき天野さんたちとストレッチしてる時にたまたま目に入ったからだ。 何故浮かんだのかなんて深く考えもせずにいいですよと返事をした。 『ありがとう。じゃあ校門のところで待ってるね。』 茉由さんは頬を紅潮させながら透き通るような声で言う。 …綺麗だな。言わないけど。言えないけど。