『えっと、出来れば体育館の近くがいいんだけどダメかな。』 体育館の近く!? あぁ、佐藤くんバレー部だし、そのまま部活行けるからか。 だったらあたしもカバン持って行った方がいいよね、そのまま帰れるから。 「うん、大丈夫だよ!」 『ありがと』と佐藤くんは言うと、体育館に向かって歩き出した。 「…。」 『…。』 お互いに何も喋らない。 少し距離取って歩いてるし、逆にこの距離感で親しげに話すのもおかしいよね。