「さ、佐藤くん…おはよう…言いたいことがあって…」


佐藤くんは少しだけ首を傾けてあたしの方を見る。
そんな仕草にすらキュンとくるあたしはどうかしてるのかもしれない。


「あたし…佐藤くんが…」


『え?』


「す、すき…!」


佐藤くんはあたしの突然の告白にポカンとしている。


かくいうあたしでさえも、びっくりしている。


昨日の夜、布団の中で佐藤くんのこと考えてたら居てもたってもいられなくなってしまって。
どうしても伝えたいなんて思ったのだけど、まさかホントに言っちゃうとは…