次の日の朝。


『あ!お!い!!!!お前!とうとう茉由さんにコクられたんだろ!!!!』


「優…。声の大きさ気をつけろよ。てか何で知ってんだよ。」


あっ、と口に手を抑えて、ごめんごめんと謝ってくる優にはぁ、と思わずため息が出る。


『茉由さんが告白したって言ってたらしい。で、返事したのかよ?』


早く言え、とでも言いたげにズンッと体を前のめりにしてくる。


何て答えればいいのか迷っていると


『あれ、もしかしてニブチン蒼たん、自分の気持ちに気づいちゃった系????』


ニヤニヤ、ニヤニヤと、正直うざい....自分の気持ちってなんだ。