きっと、キミのせい



『じゃあ諦めるの?』


「でも!」


『でもとかだってとかいい加減辞めな!!ついでに他人軸で物事決めつけるのも!!!』


少しだけ涙目になりながら真剣に話してくれているのが語気から伝わってくる。


『重要なのは先輩に敵うかどうかじゃなくて、陽がどうしたいかだよ!!!』


「あたしが、どうしたいか…?」


『先輩が綺麗だから、諦めるの?そんな他人の要素で陽の行動いちいち決めんの?』


『自分ではどうにも出来ない事もあるかもしれないけどさ、自分がどうしたいかで決めなよ!』