「可愛い」があふれる世界へ!

「いや、大丈夫……」

この子、見た目は女神なのにな……と花音は思いながら苦笑する。

「Menjunk!(それじゃあ行こう)」

こうして、二人のデートが始まった。

最初に花音がエリザベータに案内されたのは、ゴシック・リヴァイヴァル建築の豪華絢爛な上品な建物。国会議事堂だ。

「ここが国会議事堂なの?とても豪華ね!」

「でしょ?」

大理石で作られた柱を花音は見上げる。あちこちに金が使われているようだ。世界一美しい国会議事堂と言われているらしい。

ガラスケースに入った王冠や、上院などを見学し、花音はその豪華さに何度も驚いた。

次に二人はセーチェニー鎖橋へと向かう。ドナウ川にかかる最古の川で、重厚な雰囲気と上品さを持った橋だ。

「立派なライオンの像ね」

「この像が目印なのよ!夜のライトアップも綺麗なの」

「へえ〜、見てみたいな……」

「なら、今度夜に来ましょう」

二人は景色を楽しみ、バスへと乗り込む。これから次の観光地へと向かうのだ。