狭い世界のなかで生きてる


自分にとって、


あなたは光に見えた。


唯一、叶う恋かもしれないって思えた。


だけど、想像力が足りなかったんだね。


狭い世界に生きるのを


卑下するわけじゃないけど


あなたのほうが世界は広くて、


私より遥かにたくさんの人と


関わって生きているんだと思う。



私はその中のごくごく一部に過ぎなくて、


あなたが違う人に惹かれているとか、


本命の人がいるとか、


ただの思わせ振りとか、


本能のままとった行動とか、


想像力が足りなかったのかもしれない。



それに、住んでいる世界の違いに


気付くべきだったのかな。


分厚いガラスみたいな壁が


そこにはあったのに、


ちょっと幻想を描きすぎたのかも。



だから、


もう本気で追いかけるのをやめるね。



同じことを繰り返すのは嫌だから。



忘れられそうにないけれど、



あの時みたいにはもうならないよ。



怒りも憎しみもないよ。



また、遠くで見るかもしれないけど、



もう、後戻りはしない。






だって前に進むから。






前に進むから。