壊れたロボット



ロボットはキミに恋していたが、



キミの隣に大事な
恋人ができたことを知って、



あえて捨てられることを
受け入れた。



幸せだった分だけ、
悲しみや空虚感が心を襲う 。



人間にとっても
地獄のような苦しみだ。



グッとこらえても、
いつかは光が見えてくると信じても、



胸の痛みが絶え間なく襲う。



回路もデータも、めちゃくちゃに
なってしまったロボットは



自ら心の中枢部品を壊すことを選ぶ。



心なる部品を壊せば、
全て終わる。



キミを想う気持ちも、
キミとの思い出も、



全て消えれば楽になる。



物理的自己破壊プログラム実行し、



ロボットは悲恋を終えた。