無邪気な彼女の恋模様

ドキ、ドキ、と鼓動が早くなる私の手を取り、波多野さんは寝室へと行く。

私は床に布団を、波多野さんはシングルのベッドでいつも寝ている。
同じ部屋で寝てはいるけど、布団とベッドの距離は遠慮がちに開いていて、それが余計に私たちの初々しさを物語っていた。

いつも波多野さんのベッドをこっそり見つめながら、いつか私も波多野さんと深い関係になったりするんだよねなんて妄想したりして恥ずかしくなったり。
だけどちっとも手を出してこない波多野さんにちょっぴりやきもきしたり、かといって自分から言い出すのも憚られて考えないようにしたりとか。
もしかして波多野さんったらヘタレなんじゃない?いや、私がヘタレ?とか悶々としていた日々。
まだまだハードルは高いなぁなんて思ったんだけど。

今!今ですよ!
つ、ついに私は波多野さんのベッドに上陸したのです!

ああ、もうテンパって訳がわからなくなってきた。