「早く起きなー」
朝からうるさい母親の声がリビングから聞こえてくる。僕が何が原因で学校に行かなくなったか知らないから仕方がない。
キーンコーンカーンコーン
「放課後だ!遊び行こうぜ!!」
「これから部活だわー」
高校に入ってようやく自分の好きなバレーボールに力を入れることが出来ると思っていた。
ある日、
「ゲロゲロ〜」
「あははっ、似てる」
僕は友達が言われているのを知っている。
こんな先輩…
友達を元気にしようとはなった一言。
「気にするなよ!あっちはサルなんだから。」
その場が静まり返った。
僕は、やばい。と思ったのは手遅れだった。
「声ちっせー」「つまんねぇ、お前」
いつしか、先輩達から目をつけられるようになった。僕が自分でしたこと。当たり前だ。こんなになるなんて分かってた。
自分が悪いのをわかって担任の先生に相談した。
「それは、君が悪いけど先輩達の態度も酷いな。学校側で話してみるね。」
これでなくなると思ってた。
数日後
僕は顧問の池口先生に呼び出された。