私、牧村 美南は本を読むのが好きで、放課後になるとよく図書室を利用している。
今日もいつものように、図書室で本を物色していた。そしてお目当ての本を見つけると、その本に目掛けて手を伸ばす。
「ん〜、届かない。」
少し高い棚に入っているその本を背伸びして取ろうとしたけど届かない。
窓際に置いてあるミニ脚立を使おうと思って窓の方を見ると、男子生徒と女子生徒が話をしていた。
2人が話している場所は、図書室の1番奥の隅っこで上手く本棚に隠れていて、周りからは見えない。
そう言えば、友達が図書室は隠れ告白スポットだ、みたいな事を言っていたような気がする。
なんか気まずい。
幸い2人はまだ私の存在には気づいてない。気づかれないようにそうっとその場を離れようとしたその時、男子生徒が私に気づきバッチリ目が合ってしまった。
しまった。
私は慌てて彼から視線を逸らし、その場から立ち去ろうとした。しかし、彼は何故か私の方へ近づいてくる。
走って逃げる事もできるが、私の足は動かない。そのままじりじりと後ずさったけど本棚に邪魔され、結局立ち去る事は出来なかった。
今日もいつものように、図書室で本を物色していた。そしてお目当ての本を見つけると、その本に目掛けて手を伸ばす。
「ん〜、届かない。」
少し高い棚に入っているその本を背伸びして取ろうとしたけど届かない。
窓際に置いてあるミニ脚立を使おうと思って窓の方を見ると、男子生徒と女子生徒が話をしていた。
2人が話している場所は、図書室の1番奥の隅っこで上手く本棚に隠れていて、周りからは見えない。
そう言えば、友達が図書室は隠れ告白スポットだ、みたいな事を言っていたような気がする。
なんか気まずい。
幸い2人はまだ私の存在には気づいてない。気づかれないようにそうっとその場を離れようとしたその時、男子生徒が私に気づきバッチリ目が合ってしまった。
しまった。
私は慌てて彼から視線を逸らし、その場から立ち去ろうとした。しかし、彼は何故か私の方へ近づいてくる。
走って逃げる事もできるが、私の足は動かない。そのままじりじりと後ずさったけど本棚に邪魔され、結局立ち去る事は出来なかった。