それから、陽平はというと、どんどん悪い先輩とつるむようになっていき、学校に来ていたとしても、教室には当然入れてはもらえず、

生活指導の先生と一緒に、違う部屋にいるようになった。


学校でたまに見かけてもすれ違うことも、もちろん会話することも目が合う事すらなくて……

陽平の悪い噂を聞く毎日だった。


あんなに大好きだったスケボーもやめてしまったと、噂を耳にした

陽平は、すっかり変わってしまった



まるで、あの時の日々が夢だったのかのような、

私と陽平のあの時は幻の時間だったみたいに、跡形もなく消えてしまっていた。


私の心の中にだけ、しっかりと残ったままで……。