最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
久々の完結作品となりましたが、改めて自分が執筆することへの思いを、再確認させてくれた作品だと思っております。
今回このトルコキキョウを書くにあたって色々な物語がありました。
話せばとても深く、そして長く………
いつかまたそのエピソードを書けたらな…
なんて密かに思っていますが今は少しだけ語らせてください。
奈月を語る彼女は私の親友でもあります。
きっと"親友"という文字には納めてはいけないほど、私の人生において深く関わりいつも繋がれている心友です。
星空の時期の流奈に出会ってくれた彼女とは、もう20年ほどの付き合いとなっています。
彼女の生きてきた人生…
それは、とても波乱で決して平坦なものではありませんでした。
私も知らなかった彼女の憎しみ苦しみ葛藤それを知り、そして彼女の提案により今回この物語が出来あがりました。
友情という初めて書いたテーマ。
恋愛物しか書いてこなかった私には、頭を抱えた所が何度もありましたが……
今回こうして完結まで辿り着けたのも読者の皆様、応援してくださった皆様、家族、そして奈月が1番近くで支えてくれたおかげだと痛感しております。
当時の私たちがお互いに知らなかった物語、当時の私たちが気づかなかった色々な愛の形を、ここでトルコキキョウとして残すことが出来ました。
そして長いブランクがあったにも関わらず、最後まで読んでいただいたことに深く感謝いたします。
ありがとうございました。
流奈



