身近な人の死を
私はこの時初めて経験した。

こんなにつらい経験が
この先もいつかまたあるのかと思うと
本当にやりきれない

なぜ人は誕生して、死を迎えるのか。

最後は必ず命がなくなるのに
また新たに生まれてくる意味が分からない

ボーっとしながら、
祭壇に飾られたおばあちゃんを見つめ
色んな思い出、生きる意味を考えながら

葬儀は終えた

親族で食事を取っていても
悲しみに包まれて
姉のめぐみも終始泣いていた


昔から分からなかった生きる意味は
葬儀あとからまたさらに謎めいていた


そしてまた封印されてたいた扉を
私は深い悲しみから抜けた後
開かれることとなったーーーー。