****luna****

運命なんて信じてなかった

偶然とか、必然的だとかそんなことも

あたしの中には存在しなかった


それ以前に、あたしはあの時から人を信じることも
夢や希望も捨てたんだ


どんなに願っても叶わないこともある

どんなに愛してても届かない思いもある


だけど少しだけ

奈月と知り合って運命というものが
存在するんじゃないかって

偶然とか必然的とか
そうゆうものがあるんじゃないかって


奈月なら信じてみてもいいんじゃないかって

そう思った瞬間だった


もしかしたらさ

引き離されていた二人が
繋がった瞬間なのかもしれないな


お互いの荷物を下ろす準備を
神様は与えてくれたのだろうか


久々に笑えた気がするよ……


ねぇ?空から見てくれてる?

あたし、笑ってるよーーーー。


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