確かに…かっこいいけどさぁ…。
そんなことを考えていると、有松さんと目が合う。

『まいたけ…の方が少数派なんだよな』


「そ、そうなんですよね！おいしいのに！」

恥ずかしくなって慌てて取り繕う。


『期間限定の練乳いちご味はうまかった』

彼は私の手の中のお菓子のパッケージを眺めながら、真顔で言った。


練乳いちご。


「ぷ…っ、

有松さんが練乳いちご食べてるの想像できない！」

我慢できずに吹き出した。

ひとしきり笑うと、ふとこちらを見つめる有松さんと目が合う。