『今日はやめないよ』
唇が離れた一瞬
彼は小さな声で呟くと、その手が太腿に触れる。
この間とは違う、余裕のないその手つきに思わず身体がビクリと反応した。
その手が身体の上を滑るように、ワンピースの裾をたくし上げると
するりと私の身体を撫でるようにいとも簡単に脱がされた。
「待って、」
いざ下着姿になると、その姿を彼に見られているという事に突然恥ずかしさを覚えると彼の胸を押して静止しようとした。
『待たない』
間髪入れずにそう答えた彼は、
まるで私を逃がすまいと拘束するように、その腕を優しく掴みベッドへと押し付けた。
鋭くて優しい、熱を帯びた真剣な瞳。
するりと背中に回る手が、慣れた手つきで動くと締め付ける感触が解かれる。
再び唇を重ねると、その柔らかな唇の感触が首筋から鎖骨へとゆっくりと伝っていく。

