秘密のキスで、甘く溶かして。




なんといっても女子をたぶらかせることが可能なその容姿。


くっきりとした二重まぶたの瞳はタレ目がちで、人に優しい印象を与えている。

さらにはスッと通った鼻筋に薄い唇。
誰もが認めるイケメンだろう。


一度先生とも関係をもったとウワサされ、その先生は私たちが二年になった時に異動が決まった。


彼の悪いウワサは途絶えず、先生もお手上げ状態。

それなのに何故か私が彼の指導を任されてしまい、一ヶ月前に初めて注意したばかりだ。


それがきっかけで興味を持たれてしまい、こうやって会うたびに絡んでくる。

私を落としたいのか、目的はわからないけれど。


「見たらわかりませんか?」
「ははっ、そうだよね」

距離を置くため、水葉くんとはわざと敬語で話す。
それなのに彼は一向に折れようとしない。