友達の前でそんなこと言わないで……!


恐る恐るルイちゃんに目を向けると、頬が紅潮していて、余計恥ずかしい。


俯きかけたとき、駆くんの容赦ない人差し指が、あたしの顎をとらえ、上を向かせた。


「ねえ、今宵」



ドキンっと心臓が跳ねて体が熱くなる。