「はい……」


あぁ、また頷いちゃった。
あたしなにしてるんだろう……。


「おい駆ー、早くしろよー」

「はいはーい」



そうやって、すぐに友達のところに戻っちゃう彼は、いつだってあたしの心臓に
壊れそうなドキドキを残して去っていく。


ずるいよ……。