「二条先輩も明るい人だから『二番』なんていわれても『うるさーい!』ってからかった男子を追い回したりしてね。でも二条先輩だって、二番なんて言われて親友と比べられんの絶対いやだったと思うんだよね」
「そりゃそうだと思うよ……」
ちょっとひどいよ。
「でしょ?そんなとき、二条先輩に『この人は一番かわいい』って守ったやつがいたんだよ」
金髪くんの目がまっすぐあたしに向く。
覚悟を確かめるように。
「それが、駆くん……?」
ドクン、ドクンと心臓が動く。
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