ルイちゃんたちは廃品回収じゃないから、無理かぁ……。



……もっとうまく喋れたらよかったな。



もじもじしてるから疎まれるんだってわかってるのに。



嫌われないようにテンポを合わせれば、って……でもそんなこと後の祭り。



もうやめよう。ふたりとは相性が悪かった。



あたしにはルイちゃんがいる。まろやんも西女の友達もいる。


……駆くんも。



そう繰り返すうちに大丈夫な気がしてきた。


あたしは合う人を大事にする。それでいい。忘れよう。




道端に置かれた廃品を台車に積んでいく。



あと少しで終わりかなぁ。


そう思って住宅街を進んで、違和感に気づいた。



あれ?