薬局で消毒液や絆創膏を買ってから、駅裏に出る。
朝まで降っていた雨がつくった水たまりを避けながら緑地公園に入った。
降り注ぐ暖かな日差しが、雨に濡れたアスファルトを眩しく照らしている。
「濡れてないベンチあるかなぁ……」
「そこ、屋根ついてんじゃん」
「あ、本当だね」
木製のテーブルをはさんでふたつベンチが備え付けられ、その上は小屋のように屋根が張られている。
屋根の下で、買って来たものをテーブルに並べて……。
消毒液をティッシュに含ませて、片手を差し伸べる。
「手、出して?」
「ん」
「やっぱり、すっごい派手な傷……ごめんね」
「こんなんで派手? 女子だねぇ」
駆くんは楽しそうに笑っている。
どうして息をのむのはあたしの方なんだろう……。
「じゃあ……しみるかもしれないけど」
「っぷ。なんでそんな深刻な顔してんだよ。ねぇ、大げさ」
「いくよ……?」
痛くありませんように……!
震える指先でそっと駆くんの傷に触れる。
朝まで降っていた雨がつくった水たまりを避けながら緑地公園に入った。
降り注ぐ暖かな日差しが、雨に濡れたアスファルトを眩しく照らしている。
「濡れてないベンチあるかなぁ……」
「そこ、屋根ついてんじゃん」
「あ、本当だね」
木製のテーブルをはさんでふたつベンチが備え付けられ、その上は小屋のように屋根が張られている。
屋根の下で、買って来たものをテーブルに並べて……。
消毒液をティッシュに含ませて、片手を差し伸べる。
「手、出して?」
「ん」
「やっぱり、すっごい派手な傷……ごめんね」
「こんなんで派手? 女子だねぇ」
駆くんは楽しそうに笑っている。
どうして息をのむのはあたしの方なんだろう……。
「じゃあ……しみるかもしれないけど」
「っぷ。なんでそんな深刻な顔してんだよ。ねぇ、大げさ」
「いくよ……?」
痛くありませんように……!
震える指先でそっと駆くんの傷に触れる。



