女子生徒が顔を上げて、その目があたしに留まったのは、ほんの一瞬の出来事。
「待って、誰かいる……!」
え、うそ……っ?
指さされちゃった……!
どうしよう、どうしよう?
隠れる場所なんかどこにもないよ……!
どうしてあたし、こんなにじーっと見ちゃったんだろう……?
「あーあ……、最悪……。駆くん、また今度しようね」
「うん」
……どうしよう。あたし、駆くんと彼女さんの邪魔をしちゃったんだ。
離れていく二人を見て、どっちに先に謝ろうって、あわあわしていたらあっという間に女子生徒はどこかに行ってしまっていた。
その代わり、
「ねぇ……いつからのぞき見してたの?」
首を傾げた駆くんが目の前にいた。
「待って、誰かいる……!」
え、うそ……っ?
指さされちゃった……!
どうしよう、どうしよう?
隠れる場所なんかどこにもないよ……!
どうしてあたし、こんなにじーっと見ちゃったんだろう……?
「あーあ……、最悪……。駆くん、また今度しようね」
「うん」
……どうしよう。あたし、駆くんと彼女さんの邪魔をしちゃったんだ。
離れていく二人を見て、どっちに先に謝ろうって、あわあわしていたらあっという間に女子生徒はどこかに行ってしまっていた。
その代わり、
「ねぇ……いつからのぞき見してたの?」
首を傾げた駆くんが目の前にいた。



