『え?!シカトした?』
昨日の出来事を悠に話したら驚いた表情で続けてこう言った。
『失礼すぎでしょ、、』
「私も思ったんだって、、」
緊張していたとはいえ、無視はさすがに悪い。
ただ、本当に私だと気づかれてないかもしれないので大丈夫かも、、
『いや、謝ってきな。。いじめられるよ』
「え、、」
『先輩達にはきちんとしないと』
いじめられないとは思うけど、悠なりの気遣いなんだろうなと思った。
今日の帰り、謝ろう。
放課後になって先輩達の下駄箱を見ると誰の靴もなかった。
『先輩達のHR早いよね。』
「間に合うと思うから帰るね!」
『またあしたね!』
伊織と悠に手を振って私は早足で帰った。
トンネルでは会える。何故かそう確信があった。
そしてトンネルに入ったら昨日と同じ声が聞こえた。
「あははは!!あーあ、、うける」
あ、この声は、、
そう思って昨日よりもっと近づこうと歩いていたら
「犬飼やん!」
ドキッとした。
トンネルで暗いのにしっかり目が合った気がした。
顔もよく見えないけれどすぐにわかった。
私を呼んでくれたのは尾道先輩。
『おう!久しぶり!』
「犬飼!こっちこいよ!」
尾道先輩と仲のいい谷口先輩も私を呼んでくれた。
2人とは小学生の時から休み時間に野球したり話したり、家が近所なのもあって喋ったりもした。
特に、尾道先輩は小学校を卒業してからも道で会った時には声掛けてくれたりしてくれてて。
でもそれも半年以上なかったから本当に久しぶり。
「昨日のも犬飼だろ?シカトすんなよ」
「すみません!緊張してて」
「俺ごときにすんなよ!」
無邪気に笑った顔が心のどこかでくすぐったくてつい見惚れてしまうとこだった。
『全然気づかんかった。あの距離でよくわかったよな』
谷口先輩の言う通り、本当によくわかったよね。
私も尾道先輩だとは気づかなかった。
「まー、後輩だしね!」
そうこう話しているうちに家の近くに着いてしまった。
私の家はトンネルを出てすぐある階段を登ったところ。
先輩たちも同じ方向だけれどもっと上に登った所に家がある。
先輩たちが先に歩いていたので先に階段を上るだろうと思っていたら
「はい。レディーファースト」
尾道先輩が階段の前で私を待っていたけれど
「いえ、先輩が先にどうぞ」
本当に私が先に上がればよかったのに
「そんなの気にすんなよ。先にいーよ」
「いえいえ、、、もう、、」
緊張と慣れないレディーファーストに戸惑いもあった。
お願いだから早く先輩達が上がってこの時間終われと思った。
「犬飼からいいって」
「もう、大丈夫です!」
「早く行けって!!」
周りが静まった。
私も固まった。
本当にどうでもいいこと。しょうもないこと。
だけど私のせいだ。
尾道先輩が少し眉間にしわをよせていた。
けれど私は弱かったので涙をこぼしたら、尾道先輩は申し訳ない顔をして「ごめん」とだけ言った。
その後のことはよく覚えていない。
でも、先輩達より早く帰ったんだと思う。
声が聞こえないようにすぐ部屋に入ったから。
先輩に嫌われませんように。
それだけ心の中で思いながら私はそのまま眠った。
昨日の出来事を悠に話したら驚いた表情で続けてこう言った。
『失礼すぎでしょ、、』
「私も思ったんだって、、」
緊張していたとはいえ、無視はさすがに悪い。
ただ、本当に私だと気づかれてないかもしれないので大丈夫かも、、
『いや、謝ってきな。。いじめられるよ』
「え、、」
『先輩達にはきちんとしないと』
いじめられないとは思うけど、悠なりの気遣いなんだろうなと思った。
今日の帰り、謝ろう。
放課後になって先輩達の下駄箱を見ると誰の靴もなかった。
『先輩達のHR早いよね。』
「間に合うと思うから帰るね!」
『またあしたね!』
伊織と悠に手を振って私は早足で帰った。
トンネルでは会える。何故かそう確信があった。
そしてトンネルに入ったら昨日と同じ声が聞こえた。
「あははは!!あーあ、、うける」
あ、この声は、、
そう思って昨日よりもっと近づこうと歩いていたら
「犬飼やん!」
ドキッとした。
トンネルで暗いのにしっかり目が合った気がした。
顔もよく見えないけれどすぐにわかった。
私を呼んでくれたのは尾道先輩。
『おう!久しぶり!』
「犬飼!こっちこいよ!」
尾道先輩と仲のいい谷口先輩も私を呼んでくれた。
2人とは小学生の時から休み時間に野球したり話したり、家が近所なのもあって喋ったりもした。
特に、尾道先輩は小学校を卒業してからも道で会った時には声掛けてくれたりしてくれてて。
でもそれも半年以上なかったから本当に久しぶり。
「昨日のも犬飼だろ?シカトすんなよ」
「すみません!緊張してて」
「俺ごときにすんなよ!」
無邪気に笑った顔が心のどこかでくすぐったくてつい見惚れてしまうとこだった。
『全然気づかんかった。あの距離でよくわかったよな』
谷口先輩の言う通り、本当によくわかったよね。
私も尾道先輩だとは気づかなかった。
「まー、後輩だしね!」
そうこう話しているうちに家の近くに着いてしまった。
私の家はトンネルを出てすぐある階段を登ったところ。
先輩たちも同じ方向だけれどもっと上に登った所に家がある。
先輩たちが先に歩いていたので先に階段を上るだろうと思っていたら
「はい。レディーファースト」
尾道先輩が階段の前で私を待っていたけれど
「いえ、先輩が先にどうぞ」
本当に私が先に上がればよかったのに
「そんなの気にすんなよ。先にいーよ」
「いえいえ、、、もう、、」
緊張と慣れないレディーファーストに戸惑いもあった。
お願いだから早く先輩達が上がってこの時間終われと思った。
「犬飼からいいって」
「もう、大丈夫です!」
「早く行けって!!」
周りが静まった。
私も固まった。
本当にどうでもいいこと。しょうもないこと。
だけど私のせいだ。
尾道先輩が少し眉間にしわをよせていた。
けれど私は弱かったので涙をこぼしたら、尾道先輩は申し訳ない顔をして「ごめん」とだけ言った。
その後のことはよく覚えていない。
でも、先輩達より早く帰ったんだと思う。
声が聞こえないようにすぐ部屋に入ったから。
先輩に嫌われませんように。
それだけ心の中で思いながら私はそのまま眠った。
