「さすが、享さんと秀さん!もっとこの推理バカに言ってやって下さいよ。」

…うん、しんちゃんが推理バカなのは否定しないよ。


でも、言いすぎると拗ねちゃうと思う…


「どうせ俺は、推理バカですよ…」


ほら……

もう、仕方ないなぁ…


「しんちゃん。」


私はしんちゃんの服の袖をくいくいと引っ張る。


「…ん?他になんか食べるか?」


「あのね、しんちゃんが料理出来なくても私はしんちゃんが大好きだよ?それに、家に来てくれれば、いつでも私が作ってあげる。」ニコッ


私はしんちゃんの目をジッと見つめる。


すると、みるみるうちに赤くなるしんちゃんの顔。

……?


私が首を傾げれば、クシャクシャとしんちゃんに頭を撫でられる。


「しんちゃん?」

「梨那、お前その顔は反則。ったく、そんな顔どこで覚えてくるんだよ…」