もう一つは……

悲しくて苦しくて切ない、そんな気持ち。


私がクラスの人に人気なのかどうかはよく分からない。


でも、それに関係なく、私と優斗くんはいつまでも一緒にいられない、そんな未来が私には見えているから…


だけど、それを今優斗くんに言うことは出来ない。


「…そんなこと、ないよ。私は優斗くんと過ごすこの時間が好きだから…。だから、クラスの人に好かれたからって、優斗から離れたりしないよ…」


…ああ。

私はまたあなたに嘘をついた…


ダメだと思えば思うほどについてしまう嘘。

この言葉が嘘だと分かった時、あなたはどんな反応をするんだろうか。


泣く?

それとも怒る…?


どちらにしても、その時私はあなたのそばにはもういない。


あなたの反応を確かめることすら出来ないんだ…


謝って許されることじゃないけど…





ごめんね、優斗くん………