「…悪い。梨那が俺の知らないところで他の男と仲良くしてるのが気にいらなかったんだ…」


さらに顔を真っ赤にさせながら、小さい声でボソボソと話す優斗くん。


…え?

私と他の男が…?

それってしんちゃんのことだよね。

でも…何で?


「何で私が他の男の人と仲良くするのが気に入らないの?」


私は至って真面目に聞いたつもりだったんだけど、優斗くんはさらに顔が赤くなってそっぽを向いてしまった。


他の四人はそんな優斗くんを見て笑いを堪えているし。


ほんとにちんぷんかんぷん。


そんなこんなで、結局優斗くんが不機嫌な理由は分からなかった…