そこからのことは、よく覚えていない………




ただ、ゆっくんとまさくんが、彰に撃たれて大量の血を流していたこと……


そして、意識が落ちていくさなか、あいつが私に言った言葉……




「梨那の16歳の誕生日。必ず迎えに行くから待っててね。」




それだけは、耳の奥に焼き付いて離れなかった………ーーー






その後、病院で目が覚めた私は、一か月間寝ていたこと、ゆっくんとまさくんが死んだことを知らされた………


それからしばらく私は荒れた………


発作を起こして暴れたり……


それが落ち着いてからも、無口、無表情、無感情……




明るい世界で生きることが出来なくなり、まるで生きる人形になった………ーーー