なんで……どうして……!
来ちゃダメだよ……!
せいちゃんときょうちゃんが殺されたのならば、二人だって危ない。
お願いだから逃げて……!
「梨那ちゃーーん!!」
「返事してーー!!」
ゆっくんとまさくん以外にも、次々とみんなの声が聞こえて来る。
やがて、バタンとドアが開かれてゆっくんとまさくんが入って来た。
「「梨那!!」」
二人の声がそろう。
ゆっくん…まさくん……
ダメ…ダメだよっ………!
「お願いだから、二人とも来ないで!!危ないから早く帰って!!私のことはいいから!!早く!!!!」
もうこれ以上、私のせいで傷つくのは耐えられないっ………!
それなのに………
「やあ、初めまして。来ると思っていたよ。」
彰の声が聞こえた瞬間、私は絶望を感じた………ーーー