「うん、大好きぃ………」
さすがの私もここまできて否定する気は起きず、素直に肯定した。
しかし、優斗くんは何も言わない。
「優斗くん……?」
私は不安になって顔をあげる。
「…////お前、マジなんなの…。急に素直になるとか、反則すぎだろ…//」
優斗くんは顔が真っ赤。
なんか、可愛いかも。
でも、本人に言ったらきっと拗ねちゃうだろうから黙っておこう。
「んじゃ、そろそろ帰らねぇと。梨那のお兄さん達が待ってる。」
……っお兄ちゃん達が。
私はそれを聞いて一気に不安になった。
お兄ちゃん達、どう思ってるだろう…
迷惑かけるだけたくさんかけておいて、何も言わずに勝手にいなくなちゃったから…
会うのが怖い………
「…不安か?」
優斗くんがそんな私を見透かしたように聞いてきた。



