私の食事を作って運んできてくれたり、彰が仕事で忙しい時に監視の意味も込めて様子を見に来たり。


「…なんで青山がいるの。」


私は寝てる時まで見られてなくてはならないのか。


「彰さまより、梨那さまが起きるまでそばにいろ、との命令ですので。お食事はうどんを作っておきましたので、どうぞお召し上がり下さい。汁とうどんは別々にしてあるので、伸びている心配もございません。」


必要事項だけ淡々と述べる青山。


そして、相変わらず用意周到。


「…ありがとう。後で食べるね。先にシャワー浴びてくるから。」


「分かりました。では私は仕事に行ってきますね。彰さまは6時くらいには帰られると思いますので。」


青山はそれだけ言って部屋から出ていった。


…はあ。


思わず出たため息。