視界が色褪せて見える。


青っぽいはずの制服も、まるで灰色のように見えるんだ…




ああ、私は感情と共に、色も失いかけているんだ…


それが分かってもやはり何も感じない。


どうせ、私の人生はあいつのもの。


私の意思は関係ない。


大好きなみんなや、唯一男の子として好きになった優斗くんと過ごせないのなら、別に感情がなくなろうが、視界がモノクロになろうが同じこと。


それに、あいつの元へ行くことは、せいちゃんやきょうちゃん、そして、ゆっくんやまさくんへのせめてもの罪滅ぼし。


そんなことをしても、きょうちゃん達が帰ってこないのは分かってる……


でも、それでも…私がきょうちゃん達を巻き込んで、死なせてしまったことに代わりはないから………


きょうちゃん達は、とても優秀だった。