あいつには、私が亮平くんと会ってトラウマを起こすことも、メッセージが届いてもみんなには隠そうとすることも、何もかもお見通しだ。




いつも、あいつの方が一枚も二枚も上手なんだ…




あいつからスマホにメッセージが届くということ…






それは、みんなと一緒にいられるタイムリミットが近づいているということだ………




本当は、私の誕生日までのはずだった。


でも、それを縮めたのは、他でもないこの私………


きっと、あいつは気付いている…というか、知っているんだろう……






私が優斗くんのことを好きになったことを………ーーー






だから、その罰の意味も込めて、あの出来事が始まった日のちょうど一か月前に動き出したのだんだ………